農業と文化・観光に活路を!

(画像は、京都市情報館「音楽文化創造都市・京都の過去・現在・未来」より)
「農業と文化、観光に活路」という記事を埼玉新聞で竹中平蔵慶応大学教授がコメントを寄せている。
新興国の台頭で地方の産業が大きく後退していることは周知の事実であるが、先進国共通の課題でもあるらしい。
日本の第1次産業としての農業は、それぞれ地域の重要産業であり、基幹としての第6次産業(1次産業と2次産業と3次産業を掛け合わせた産業)になりうる産業である。都市部においては、都市型農業を志向し地産地消のそ菜などを生産・販売し、地方においては農地集約による大規模化や特長のある農産物で産地化していく。そしてあらゆる産業を巻き込んでゆく。
我が国の農業は、付加価値の高い農産物が生産できる技術があり、また流通の分野においても様々な工夫がなされている。もう一度「農業」そのものを見直す機運を高めて欲しいものだ。
一方、観光としての産業で、欧米では人口の10%が観光で生活しているという。日本はその半分ぐらいだそうだ。観光事業は、あらゆる産業の集約された第3次産業であり、これまた第6次産業と言えるのではないか。
文化芸術の振興は、人の心の中にある豊かさを表すバロメーターであると思う。そしてその文化芸術が、最も観光に資するものであると確信している。
昨年、さいたま市も、「文化芸術都市創造条例」を制定し、産業振興など観光産業にも効影響を及ぼすことを条例に追加修正し、文化芸術による新たな都市創造ができるスタートの年とした。
竹中教授の言う農業と文化、観光に大いに関心を寄せて頂き、それぞれが花を咲かせる政策をもっと考えたいと思う。
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