「政策提言」から「予算措置」までのPDCAサイクル

議会(議員)は、年4回の定例会において、一般質問や議案質疑で、市長や執行部に多くの政策提言をしています。これらの項目がどれだけ予算措置されているか、市民にはなかなか公開されていません。
議会は、本会議や委員会で提言した政策が、当初予算にどの程度実現したかを、各議員が理解・確認するとともに、議会広報などで、市民にも情報提供する必要があると考えます。
議会での予算審議において、過去の本会議や委員会で議員が提言した項目をリストアップし、予算措置・条例措置の状況を、議会から執行部に確認・要請するアクションが大切だと考えます。
提言に対する答弁も、実施するのもの、検討するのもの、調査研究するもの、実施しないもの、実施できないものなどがあります。
議員の提言された内容を、様々な角度で検討し、実施・実行の可否を答弁されている訳ですが、実施しないもの・実施できないものを除いて、時間軸を考慮し実施・検討スケジュールを明記すべきだと思います。
言いっぱなし・聞きっぱなしでは、何のために提言したのか判りません。
PDCAサイクルは、議会活動でも重要であり、市長や執行部サイドでも、提言を真摯に受け止め、政策提言の実現に向けて努力する必要があるはずです。
(ここて言う「PDCAサイクル」は、提言から予算措置に至るプロセスまでのサイクルを意味しています)
地方自治は「二元代表制」であるので、市民の為に、お互いの良い部分を議論し実施していくPDCAサイクルが確立されていれば、素晴らしい自治ができると思っています。
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