「市民起点で、行政を斬る」 (その1) -平成21年12月定例会-


「市民起点」それは、常に「市民の立場で物事を考える」ということです。行政の人が「市民目線」で考えます とよく言いますが、行政の立場であることに変わらず、単に目線を合わしただけだと思います。やはり一端市民の立場で、市民側の立ち位置に立って物事を考えることが、大切だと思っています。
市民起点で考えた時、行政で最も重要な「財政」について、あまりにも市民への情報公開が不十分だし、不親切だと思います。もっと市民の立場で、公表資料を作るべきです。
そこで、質問その1 は、
「市民に解りやすい財政状況の公表と内容の見直しについて」
(1)市民に解りやすい財政状況報告の作成と、住民の税が有効に使われたか等を明確にする内容の工夫について
(2)「さいたま市のお金の使いみち」公表資料の見直しについて
です。
市民に解りやすい財政資料に見直すべきであり、市民が理解しやすい言葉に変える必要がある。財政は、最も重要な情報公開であり、すべての事業のスタートであります。
市民サイドで考えば、支払う税金がどう使われているのかが一番知りたいと思いますが、その観点で、「さいたま市の財政」という公表資料を全面見直しをすべきとの要望です。
「さいたま市のお金の使いみち」という家計を例えにした資料も、行政側の立場での資料です。私たち市民の立場で考えれば、税金がどこに使われているのか、どの分野に重きを置いているのか、地方債(借金)はどこに使われ、いつまでに償還するのか等、逆(市民)の立場で、是非考えて欲しい。資料のタイトルも、見直すべきだと主張しています。
また、本当に市民に解り易く財政を表すなら、条例で制定することも必要になるのではないかと問題提起しました。
これは、行政(財政局)の人が、市民起点で、解り易く財政を表すことをコミットする覚悟があるかということです。
【答弁】
・財政は、専門用語が多く市民の皆様にはなかなか理解しづらい面がある。今後は、「市民起点での情報発信」という観点からも、他市の状況なども参考にしながら、タイトルも含めて内容の見直しに努力する。
・市の財政状況を市民の皆様へ解り易く公表することは、市の責務であり、公表内容については、引き続き工夫をするので、条例の規定までは検討しないので理解して欲しい。
【私見】
・「財政」は市政の一番重要なデータ。このお金の情報を、もっと市民の皆様に解り易く公表する努力を求む。
・条例制定を求めたのは、最も重要かつベースとなるお金の情報がゆえに、公表にはたゆまぬ努力をしてもらいたいとの市民の願いであるはず。自らを課しての努力が望まれる、大切な情報公開と考えるからである。
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