市場公募地方債の発行について

全国で、地方債として「市場公募地方債」が発行されている。
地方債には、「市場公募地方債」と「住民参加型公募地方債」があるが、多くは機関投資家向けの市場公募地方債である。
さいたま市でも、第7回公募公債として、100億(表面金利1.34%・償還年限10年)調達する予定で、調達した資金は、平成22年3月に開館予定の大宮盆栽美術館の整備費用などに充てる予定です。
一方、「住民参加型公募地方債」は、あらかじめ集めた資金の使い道を明示した住民に最も近い公募債といえます。例えば、病院や福祉施設の建設、道路の補修などです。これらは行政への参加意識を高める狙いがあります。
一般的には、1万円から購入でき、償還までの期間は5年が主流です。銀行や証券会社の窓口で購入するか、自治体に応募します。利子は半年ごとに受け取れ、償還時に債券の額面金額を受け取ることができる。
地方債では、多くは金融機関(機関投資家)向けの公募債ですが、地域の皆様の行政参加意識を高めるためにも、住民参加型地方債も、意味があるのではと思う。
特に地域に密着した建物建設では、購入する人も多いのではと思いますが、地方債のことについて、一般の住民にはあまり知られていないのも事実です。
資金調達については、様々難しいこともありますが、市民に地方債のことを、PRする努力をすることも大切ではないかと考えます。
(参考:YOMIURI ONLINE マネー・経済・マネー相談室)
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