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「ボーモルのコスト病」を意識した政策を願う!

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 文化経済学に「ボーモルのコスト病」というのがある。世の中には必要だが、生産性を上げられず採算割れする事業は行政が肩代わりしていくという概念である。

 「ボーモルのコスト病」は、公共の事業(公立病院・大学、教育・医療・介護など)として、人的な公共サービスの生産性がなかなか上昇しないことを説明するために例に出される。
 行政事務の多くは労働集約的な仕事が比較的多く、公務員として人員を大幅に削減することは難しい事業があることも事実である。人が主に介在する仕事では、生産性の効率アップが望めないことも事実である。しかし、大幅に効率化が望める事業や、外郭団体などスリム化ももっとできる業務も大くあるはずである。

 今後は、現場のイノベーションを実現するシステム化は今後も欠かせないと思うが、人間系で実施する業務も含めて、全体の業務イノベーションを実施することも大切と思う。

 さて、社会が高度化、複雑化すればする程、単純に考えれば行政の事務は増えていく。ICTの進展でかなりの部分が効率的なシステムとして提供されているが、教育や医療・福祉などは、ますますこの「コスト病」に陥っていくということもあり、「ボーモルのコスト病」を意識することが一方で重要である。
 例えば、高齢者や低所得者など社会的弱者にしわ寄せがいかない様な事前の予防的政策は重要であり、周到な事前策が結果的にコスト削減につながっていくことも多い。
 単に、予算シーリングやうわべだけの事務見直しではなく、予防的政策を意識して、一端ゼロリセットする位の業務イノベーションが今求められている。

(注)ボーモルのコスト病
「ボーモルのコスト病」は、1960年代にウィリアム・J・ボーモルとウィリアム・G・ボーエンによって見出された現象である。ボーモルのコスト病は、単にボーモル病、コスト病とも呼ばれている。ボーモル効果と呼ばれることもある。ボーモルとボーエンの研究は、もともと実演芸術に関してなされた。ボーモルとボーエンは、ベートーベンの弦楽四重奏を演奏するのに必要な音楽家の数は、1800年と現在とで変わっていないということを指摘した。つまり、クラシック音楽の演奏の生産性は上昇していない。自動車製造部門や小売部門のような商業部門では、機械や器具の技術革新によって絶えず生産性は上昇している。それに対して、実演芸術や看護、教育のような労働集約的な部門では、人的活動に大きく依存しているため、生産性はほとんどあるいはまったく上昇しない。弦楽四重奏の例と同じく、看護師が包帯を交換する時間や、大学教授が学生の文章を添削する時間は、1966年と2006年の間で、短縮されていない。(参考・転載:Wikipediaフリー百科事典)
 
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 プロフィール

■稲川 晴彦

Author:■稲川 晴彦
◆いながわ(稲川)晴彦
◆さいたま市議会議員(2期)
◆市民生活委員会 委員長
◆議会改革委員会 副委員長
◆決算・行政評価委員会理事
◆会派:自民党さいたま市議団
◆さいたま市/西区宝来在住
◇関西学院大学/法学部卒業
◇体育会フィールドホッケー部主将
◇富士通入社/福岡/高松/本社
◇一貫してソリューション営業担当
◇営業部長・主席部長歴任
◇妻/長男(大学院生)/3人家族
◇趣味:狂言鑑賞/ゴルフ
(2012.1.1現在)


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「理」(ことわり)とは、①物事の筋道、②整えること・おさめること・とりさばくこと、③普遍的な絶対・平等の真理 という意味です。(広辞苑より)

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