さいたま市議会も「対面演壇方式」に!

(画像は、三重県議会より転載・対面演壇と大型スクリーン)
今多くの地方議会で、国会の予算委員会のテレビ放映で見ている様な「対面演壇」での議論ができる議場に変更をしている。
さいたま市議会も、9月定例議会から本格運用を開始する。
この方式のメリットは、質問者と市長や執行部が向い合う対面型の相手の顔を見ながら質問や議論ができることにある。
以前の議場では、議員(議会側)からの質問を仲間の議員や傍聴者に向かって質問をしており、市長や執行部の質問相手の顔の表情が見れなかったので、臨場感・緊張感を持っての質問ができなかった。
以前、このブログで、英国議会の例を記事にアップしましたが、「英国議会の剣線が、議論を増していく!」も参考にして頂きたい。
議員は、市長や執行部に対し、面と向かって質問や追及、提案や提言をすべきである。議員仲間に対して質問する訳ではない。質問や追及、提案や提言をするには、相手の顔や息遣い、顔色を見て追及する方が、臨場感があって議会での本質議論になっていく。
もちろん、傍聴者への配慮も十二分にされている。議場正面に150インチの大スクリーンを設置し、これまでの演壇での議員の顔より大きくその表情も見てとれる仕組みも作っている。
この変更に伴い、2回までだった質問回数も持ち時間以内であれば何度でも質問ができるようになった。つまり、様々な角度・切り口からの数回の質問ができて、徹底追及・議論ができるようにもなった。
民主主義・議会主義の国、イギリス(英国議会)の様に、白熱した議場にすることで、市民の傍聴者も今まで以上に増えることだろう。
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